めまいの治療に関して

メニエール病の本体が内リンパ水腫であることは間違いないと思います。けれども内リンパ水腫が最初にあってメニエール病が起こるのか、あるいはメニエール病の結果内リンパ水腫ができるのか、そういうことに対してもまだ結論が出ていないのが現状です。現在までのメニエール病の治療方法に関して、これまで本当に多くの治療法(薬物療法、手術療法、すべてふくめて)が開発されてきましたがそのすべてが簡単にいうと、めまいについては70%くらいの患者でめまいが軽減する。聴力、耳鳴、に関しては明らかに改善する治療法はない。というのが現状です。すなわち、どのような治療でもめまいが制御されないひとは存在するし、聴力が改善するかどうかは治療を行なってみなければわからないというものです。このような大原則(ジレンマ)があるために治療する側も患者さんの側も混乱を起こすことになります。
そこで、これは私の私見も一部に入りますがメニエール病の治療の原則としては一般的に次のような順序で治療を進めていくということになります。
1.生活習慣改善(ストレス対策、食事療法)
2.薬物療法
3.鼓膜チューブ挿入術
4.メニエット
5.内リンパ嚢手術
6.鼓室内ゲンタマイシン注入療法
7.前庭神経切断術
8.内耳破壊術
注:5と6は入れ替わることがある、めまいのリハビリはすべての段階で適応される。
単純に言えばこれらのすべての段階で約70%のひとがめまいが軽くなっていきますので結果として手術を必要とする人は10%以下ということになります。
しかし、手術以外では治療期間が長くなる場合なので、通常1年以上はめまいが制御されるためには必要な期間だと考えておく必要があります。

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